当面の目標が見つかった今日この頃。このブログを通じて、成長の軌跡をレポートできればと思います。


by hiromasa825
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建築家・安藤忠雄

建築家 安藤忠雄

安藤 忠雄 / 新潮社

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本書の表紙に写っている、著者である安藤氏の写真がちょっと怖い。。
内容はとても面白かったけど。

建築家予備軍や学生の人なんかは、安藤氏の作品やクリエイティブ活動における独自の視点なんかを参考にするのかもしれないが、僕自身が一番感銘を受けたのは、その仕事に対する姿勢、仕事を通じた社会貢献への思いだ。

そもそも、安藤氏との出会いは、本書でなく、母校の同志社大学での講演だった。当時は表参道ヒルズを作った人なのかぁ、くらいの思いで、ふらっと立ち寄った講演だったが、その内容と聴衆を巻き込むそのプレゼン力に、驚愕させられたのを覚えている。

独学で建築を学び、大学にも通っておらず、師匠も存在しない安藤氏にとって、建築とは、彼自身の価値観と表現そのものであるように思われる。お金を貯めては、海外に行き、いろんな建築を見て、数え切れないほどの本を毎日読んで、勉学に勤しむ。その姿にとても勇気付けられる人は多いのではないかと思う。

世の中には、最初からなんとなく自分の価値観を把握しそれを仕事で表現している人がいる。一方で、自分の仕事が何なのか分からず、もがいている人がいる。その違いは、『自分の価値観を把握しているかどうか』であると僕は思う。もちろんたまたま、良いものに巡り合うことができる場合もあるが、それはその人が無意識に努力を重ねているからのような気がする。

僕自身、仕事に必要な要素というのがちょっとずつ分かってきた。今の仕事において、できることもあれば、できないこともあるし、できないと考えていることが実は自分の視野の狭さであり、やり方次第だと思えることもある。

最後に引用より紹介。

『・・・・現実の社会で、本気で理想を追い求めようとすれば、必ず社会と衝突する。大抵、自分の思うようにはいかず、連戦連敗の日々を送ることになるだろう。それでも、挑戦し続けるのが、建築家という生き方だ。あきらめずに、精一杯走り続けていけば、いつかきっと光が見えてくる。その可能性を信じる心の強さ、忍耐力こそが、建築家に最も必要な資質だ・・・』(P366、12行目)

400ページ近い、分厚い本だが、一読の価値ありだ。
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by hiromasa825 | 2008-12-23 11:39 | 本の紹介